2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

二・三人の神学(按手礼論文8)

発行日2001年4月22日(今回、プログ上で改訂)第3章、シャロームの源泉は「人と人の間」3)か? 日本人は個人が平和の源泉であると考えるよりも木村敏氏が表現した「人と人との間」という言葉を用いて、そこに平和の源泉があると考えるほうが納得しやすいよう…

二・三人の神学(按手礼論文7)

発行日2001年4月22日(今回、プログ上で改訂)第2章 シャローム(平和)の源泉は「場所」か? それでは、平和の泉の源泉は「場所」(トポス)なのであろうか。平和的な場所・空間があって、そこに帰属することが平和ということなのであろうか。確かに平和的な…

二・三人の神学(按手礼論文6)

発行日2001年4月22日(今回、プログ上で改訂)第三部 シャローム(平和)の源泉 私たちは生命の水の源泉が主ご自身であることを知っている(エレミヤ2章13節、17章13節、詩篇36篇9節、ヨハネ4章14節)。しかし「シャローム(平和)の源泉」もそうなのであろ…

二・三人の神学(按手礼論文5)

発行日2001年4月22日(今回、プログ上で改訂)第三章 聖書時代の「ユダヤの平和」? ここまで「ローマの平和」「ギリシャの平和」を消去してきたが、今度は「ユダヤの平和」についても消去しよう。ヘブル人は「シャローム」というヘブル語を用いて、彼らの平…

人格・人格関係・二・三人の神学

HPをいろいろ見ていましても、「人格」とか「人格関係」という用語の使用回数が少ないように思います。使用されている場合でも、どちらかというと心理学な用語として、例えば「人格障害」などで使用されている事例が多いと思います。人格が壊れた状況を目の…

二・三人の神学(按手礼論文4)

発行日2001年4月22日(今回、プログ上で改訂)第二章 聖書時代の「ギリシャの平和」? もう一つはギリシャ的な平和である。このギリシャ的な平和もまた消去法で消去したい平和である。ギリシャ的な「平和」ἐρηνη(エイレーネ)は主として、「状態」「状況」を…