2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

二・三人の神学(按手礼論文13)

発行日2001年4月22日(今回、プログ上で改訂) それでは、ここから、「二者関係のある共同体」「三者関係のある共同体」について述べよう。しかし、なぜ関係論的に三位一体を捉えた上で、それだけではなく、「二者関係」と「三者関係」を区別して論じようと…

二・三人の神学(按手礼論文12) 

発行日2001年4月22日(今回、プログ上で改訂) そこで、三位一体間の関係性について触れて考えてみよう。三位一体という用語を初めて使用したのは、ティルトゥリアヌス(AD220年以降没)であった。彼は三つの位格を強調し過ぎるあまりに、神の統一性が危険に…

二・三人の神学(按手礼論文11)

発行日2001年4月22日(今回、プログ上で改訂)第四部 シャロームの本質1章「二・三人」の共同体 私がここで「二・三人」という用語を用いていこうとしているのも、三位一体なるお方の内に二者関係があるということと、三者関係があるということ、の二つに集…

二・三人の神学(按手礼論文10)

発行日2001年4月22日(今回、プログ上で改訂)第五章、シャロームの源泉は「神の内なるシャローム」 今回の「二三人の神学」は、「神の内なるシャローム」を土俵にして論ずる神学である。つまり、平和の源泉が「個人」「場所」「人と人との間」でなく「神ご…

二・三人の神学(按手礼論文9)

発行日2001年4月22日(今回、プログ上で改訂)第四章、シャロームの源泉は「神」か? 平和の泉の源泉が「個人」でもなく、「場所」でもなく、「人と人の間」でないならば、平和の泉の源泉は一体はどこにあるのであろうか。もちろん「神」である。すべての美徳…