補完神学の提案4

4、しかしそのようななかで、私は西暦二千年頃から「絶対に向かおうとする神学」の大枠として、「実存」と「共同体」の二つの枠組みだけでなく、「実存」とも「共同体」とも異なる「二、三人」という、もう一つの枠組みで考え、「二、三人」を特別視するようになった。「実存」と「共同体」が「あれも」と「これも」であるならば、もう一つ、是非とも「それも」も入れて頂きたい、お願いしたい気持ちで神学をするようになった。いや内心、最初は「それも」が一番大切じゃないですか、という気持ちになっていた頃もあった。