補完神学の提案37

しかし3人と4人の隙間を克服することにより、道は開かれていくと信じる。「固有の文化を持つ共同体」という概念は、オランダの卓越した改革派神学者、フォン・リューラーが述べているが、彼のアナバプティズムに対する否定的発言がアナバプティズムの私としてはうれしい発言となった。つまり彼は、アナバプティズムとは「固有の文化を持つ共同体」のことだと述べ、今のキリスト教はこのアナブパティズムの害悪下にあり、「固有の文化を持つ共同体」に成り果ててしまった、と嘆いているからである。つまり、今の教会はアナバプティズム側になびいているということだからである。