補完神学の提案23

「これ一本では飽きられるよ」との恩師の声を気にしつつも、もはや私が使用し続けたい座標軸は、「存在」か「関係」かという座標軸でなく、「共同体」か「個人」かという座標軸でもなく、「人格関係」か「非人格関係」かという座標軸にシフトしていくことになる。そのようなわけで、それまで「関係」という用語を頻繁に使用していた私であったが、それからは「人格関係」という用語を頻繁に使用するようになった。「二、三人の神学」も、「人格関係」という用語を用いることによって生かされることがわかったからである。「二、三人の神学」は「二、三人」の人格関係性に限定した神学であることが確認できたのである。