補完神学の提案41

そのようななかで、私は、1990年代、人格関係というものが理解されやすい状況が生じていた。それが依存症研究であり、そこから生じた「人格関係障害」である。「人格関係障害」とは人格障害とは違う。誰にも起こり得る、関係的障害である。人格障害ならば、医学の分野と重なり合うところ大であるが、人格関係障害は、今なお神学部門から説得できる可能性が大きい新しい領域である。