補完神学の提案26

そのようななかで、これだけは、三位一体に関連して押さえておくべきであると確信した内容が、「二、三人は二、三人」ということであった。であるから、もうこの二、三人を抽象化する必要はない。あとはブーバーでいこうという思いになったのである。もちろん、ブーバーの哲学が広がりのない限定的な哲学では当然ない。しかし、非人格関係と人格関係を分けることで、限定的な人格関係が可能な、二、三人というところに集中できるようになったのである。