補完神学の提案46

2018年に日本語版が発行された、スタンレーハワワースと、ジョンバニエの「暴力の世界で柔和に生きる」は私の「二、三人の神学」を支援してくれそうに思う。確かにラルシュに注目したハワワースに通ずるものがある。私は霊性神学から見てきたジョンバリエと、メソジストにも関わらずメノナイトへの親和性のあるハワワースの二つが通じ合うとは思ってもみなかった。彼は、この世を所詮世俗国家のもとに暴力で秩序だてられたものと位置付けるが、そのなかで私たちは柔和の関係性で生きることを選ぶことができるというのである。それがイエスさまが歩まれた方法だという理解するのである。ハワワースは、ラルシュが、真の平和運動だと理解する。